この文章は、すごく普通の友達との会話から始まった。彼も僕と同じくAIプラットフォームのPower User。たまに話して雑談してたら、彼がGPT 5.4の話を出してきた。
聞いた瞬間、唖然とした。GPT 5.4?マジで?

2Mコンテキスト。200万。二回読み直した。見間違いかと思った。ついこの前までClaude Opus 4.6の200kコンテキストですらヤバいって驚いてたのに。今は10倍。やっと新しいのに慣れたと思ったら、もっと新しいのが出てきて、その「もっと新しい」は小さな改善じゃなくて、飛び級みたいなジャンプ。
どうせPower User向けに先行公開だろう、Anthropicが$400で1Mコンテキストを出した時みたいに。そこから少しずつ一般化するはず。でもさ、ショックだったのは価格でも機能でもなくて、僕が知らなかったこと。
「遅れてる」あの感じ
ちょっとぼんやりして、ニュース追ってないだけで一気に時代遅れになる。これ、めちゃくちゃ既視感がある。たぶん前にも味わってる。
そう、Opus 4.6とGPT-5.3-Codexが同じ日(02/05)に出た時。あれは本当に息が詰まった。Discord開いたらみんな大騒ぎしてて、自分だけ何も知らない。学校でノート忘れて、クラスはもうテスト終わってて、自分だけ「テストあるの!?」みたいな感覚。
でも今回はちょっと違う。追ってなかったわけじゃない。ほんの少し休んだだけ。数日、私用で忙しくてDiscordもXもRedditも見なかった。それだけ。数日。戻ってきたら世界がもう走り去ってた。
このスピード、普通なの?
自分でまとめた2月のAIタイムラインを見返した。26日で17プロダクト。ほぼ1.5日に1つ新しいものが出てる計算。しかもそれが2月だけ。
3月は1週間も経ってないのにGPT 5.4の2Mコンテキスト。これは線形じゃない。指数関数的に増えてる。毎月前より速くて、毎モデル前より強くて、コンテキストは何倍もでかい。
2月には「10Mコンテキストの未来ってどうなるんだろう」なんて考えてた。今は2Mがもうある。10Mもきっと遠くない。次は100M、1B…ってループしていく。
問題は技術が速いことじゃない。人間がそんな速度でアップデートできないこと。脳にはコンテキストウィンドウもないし、「upgrade」ボタンもない。
Power Userでも疲れる
僕はPower User。友達もPower User。毎月課金して、毎日使って、追えるAIニュースは全部追ってる。それでも取りこぼす。
Power Userですら漏れるなら、普通の人はどうなる?AIを補助ツールとして使うだけで、ニュース追わない、コミュニティにいない開発者たちは、このレースのどこにいるんだろう。
思い出すのは、ファム・ヒー・ヒエウ博士。GrokもOpenAIも関わってた人。彼ですら燃え尽きて離れた。業界の頂点にいる人でさえ耐えられない圧力。新卒に毛が生えたくらいの僕なんて、正直、立ち止まって息したい時が多い。息切れ。11階分の階段を登った時みたいに。
でも立ち止まったら死ぬ
矛盾がここにある。疲れて休みたい。数日休むと、戻ったらもう遅れてる。休まなければ燃え尽きる。逃げ道がない。
…いや、あるのかな?
考えに考えた結果、唯一の方法は速く走ることじゃない。正しい方向に走ること。新しいモデル全部を知る必要もない。全機能を試す必要もない。ただ、自分の仕事に本当に影響するものと、ただのノイズを見分けること。
GPT 5.4の2Mコンテキスト?巨大データを扱うプロダクトならゲームチェンジャー。普通のCRUD開発なら200kでも十分すぎる。大事なのは、自分が何を必要としてるか。
でも言うのは簡単。やるのは難しい。FOMOは理屈じゃない。感情だ。置いていかれる恐怖。「みんな知ってて自分だけ知らない」って感覚。どれだけ経験積んでも、数日ぼーっとするだけで、また顔を出す。
同じ気持ちの誰かへ
この文章はGPT 5.4のレビューじゃない。まだ使ってない。友達が「GPT 5.4」って言った時、自分が何も知らなかったあの感じ、顔を軽くビンタされたみたいで、でも目が覚めた。それを書きたかった。
もしあなたもどこかで、同じく開発者で、毎日AIを使ってるのに「遅い」「迷ってる」「足りない」と感じてるなら、ようこそ。welcome to the club。僕らみんな同じラットレースの中にいる。
でもね、この「遅れてる」感覚は、別のことも証明してる。まだ気にしてるってこと。まだ頑張ってるってこと。まだ諦めてないってこと。
それで十分。少なくとも今日に関しては。
もしこういう「絶望してるけど、まだ頑張ってる」系の文章が好きなら、フォローしてくれてもいい。あるいは、次に新しいAIモデルやツールが出て自分が知らなかった時、少なくともそれをまとめて話してくれるやつがいる、って思ってくれればそれでいい。
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